建築業の許可の中には板金工事業と呼ばれる業種があります。
板金工事業を営むには知事や国土交通大臣からの許可が必要になります。
昔は板金屋といえばトタン屋根を施工する板金職人のことを指していました。
しかし現在ではガルバリウム鋼板など耐久性に優れた建材を扱うようになりその仕事は大きく変わってきました。
金属屋根工事とは屋根に金属製の材料を敷く工事のことです。
昔で言えばトタン屋根のことです。現在では整形ガルバリウム鋼板やガルバリウム瓦棒などが普及しこれらが一般的になっています。
金属サイディングとは金属の壁紙を貼る工事のことです。
昔は金属材といえばブリキやトタンのことでした。
現在ではガルバリウム鋼板を使うことが一般的です。
金属サイディングは 外張り工事が比較的簡単というメリットがあり、リフォームなのによく使われております。
金属材を板金して雨樋を施工する工事のことです。
昔はどの家も板金された雨樋を使っていたのですが、樹脂製品を使うのが主流になっています。
最近は少なくなったとはいえ、樹脂製品よりも耐久性に優れている金属製の雨樋は神社仏閣や純和風住宅では今でも積極的に使われております。
水切り板金工事には棟板金、谷樋板金、雨押さえ板金などがあります。
板金工事業者とは雨漏りの専門家ではあります。
一般住宅における板金工事の目的は、雨を侵入させないための工事でもあります。
この部分がしっかりしていないと必ず雨漏りの原因になってしまうのです。
雨を防いで大切な家を守るために、どのように板金工事をすればいいかは豊富な経験と確かな技術が必要です。
世の中には雨漏り診断士や建築士などの資格が存在しますが、実際の現場工事において水の流れを正しくのみそれを踏まえて板金加工し雨仕舞処理を行うことを日常の仕事としている板金職人さんにはかなわないと思っております。